- (pp.18の後ろから4行目の小見出し)「インフレによって物価の安定が達成された」⇒(訂正)「物価の安定が達成された」
- (pp.21の後ろから2行目)「5月6日の声明発表後にまもなくして、」⇒(訂正)「5月6日の声明発表後間もなくして、」
- (pp.22の前から3行目の小見出し)「インフレの大幅な低下を避けるために考えなければならないこと」⇒(訂正)「インフレの大幅な低下をめぐって考えなければならないこと」
- (pp.25の前から2行目)「計測されたインフレ率は、真の物価上昇よりも高めに誇張してしまう傾向にありますが、」⇒(訂正)「計測されたインフレ率は、真の物価上昇よりも高めに誇張される傾向にありますが、」
- (pp.27の後ろから5行目)「積み上がった株主資本(エクイティ)をクレジットカードローンなどの債務の返済に~」⇒(訂正)「積み上がったエクイティ<担保となっている住宅の市場価格から住宅ローンの未返済残高を差し引いた純資産額のこと>を現金化してクレジットカードローンなどの債務の返済に~」
- (pp.30の前から7行目)「総需要が減少し、そのために過剰な供給能力の規模が一層拡大する可能性~」⇒(訂正)「総需要が減少し、そのためにスラック(過剰な供給能力)の規模<GDPギャップのこと>が一層拡大する可能性~」
- (pp.31の前から1行目)「第2に、過剰な供給能力と、デフレの進行との間のつながり~」⇒(訂正)「第2に、スラック(あるいはGDPギャップ)とデフレの進行との間のつながり~」
- (pp.31の後ろから2行目の小見出し)「インフレの大幅低下を避けるために――金融政策を重要視せよ」⇒(訂正)「インフレの大幅な低下を防ぐことが金融政策の最優先事項」
pp.31の訂正箇所にある「スラック(あるいはGDPギャップ)とデフレの進行との間のつながり」というのは、具体的には、GDPギャップが広がると(総需要と総供給との差が広がると)物価に一層の低下圧力がかかる、という影響関係のことを指しています。
本文では、日本の例をひいて、「スラック(あるいはGDPギャップ)とデフレの進行との間のつながりは、それほど強固なわけではありません」と語られていますが、その意味は、GDPギャップが埋まらなかったりあるいは広がったりしてもデフレが急速なペースで進行することはない(物価は穏やかなペースで下落する傾向にあり、加速的な下落を見せる傾向にはない)、ということです。
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